最近のファッション業界では、『モンスターパーカー』と呼ばれるアイテムが
大流行しましたね。
昨年より、多くのブランドがモンスターパーカーをリリース。
『今年はモンスターパーカー買いたいな〜。』
このセリフを何度聞いたことか。
只、ここで疑問が一つ。
そもそもモンスターパーカーってなんだろう。
別に妖怪の様な見た目をしているコートの事を言っているのではありません。
今日はそのモンスターパーカーについて詳しく掘り下げてみようかなと。
– モンスターパーカーの歴史 –
そもそもモンスターパーカーとは『ミリタリー』由来のアイテムなのです。
元を辿ればアメリカ軍の戦闘服の変化がこのモンスターパーカーが産まれた由来。
アメリカ軍のレイヤリングシステムとしては「ECWCS (Extended Cold Weather Clothing System/拡張式寒冷地被服システム)」が有名ですが、
過酷な環境下で活動する特殊部隊からは防寒性の不足を指摘する意見も出ていました。
そこで、供給範囲を特殊部隊に絞り込むことで最新スペックへの更新をしやすくした最高峰のシステムを開発。
それが「PCU(Protective Combat Uniform/保護戦闘服)なのです。
そして、この『PCU』を象徴する存在がモンスターパーカー。
なかでも、主にアメリカ海軍の特殊部隊「ネイビーシールズ」に供給されていたタイプがデッドストックや古着では人気となっている。
これは、アウドドアウェアメーカーのビヨンド社が生産しているアイテムでとても貴重な物となっています。
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– 最高段階に用いられていたアイテム –
またモンスターパーカーはこのPCUのレイヤリングシステムにおける最高段階の『レベル7』で用いるアイテムという点も大きな特徴です。
PCUは16個のアイテムで構成され、摂氏4度からマイナス46度を想定。
重ね着で保温力を高めればマイナス46度まで対応可能ができ、そのもっとも外側に着用するのがモンスターパーカーというわけです。
装備の上からでも羽織れるように、かなりのビッグシルエットになっているのがデザイン的な特徴。
外気の侵入を遮断するため、背面はお尻が隠れるくらい長めの着丈に設定されています。
『実際のビヨンド社のモンスターパーカー』
– EFILEVOLのモンスターコートはここが違う –
さて、実際のモンスターパーカーについてはある程度
理解できた事ですし、
EFILEVOLよりリリースされている、モンスターコートについて少し掘り下げて見ましょう。
まずネック部分は、本牛革を使用しており高級感をグンとアップ。
実際のモンスターパーカーですと、この部分は収納式のフードポケットになっているのですが
EFILEVOLではここを牛革仕様にする事で、よりタウンユースに向き
ガッツリのアウターですが上品さを演出。
更にスナップボタンで取り付けられる、ネックウォーマーが付属しており、
寒い時には襟を立てて付属するだけで、防寒性アップ。
付属のネックウォーマーは、内側のウェスト部分に設けられた
収納ポケットに収納できます。
こういった遊び心はEFILEVOLならでは。
実際のモンスターパーカー同様、後ろ身頃が長く
お尻まで隠れる様に作られているので、スタイルアップ効果も◎
中綿にはポリエステルマイクロファイバーを、弾力性、かさ高性を持たせるために、
ウールの様なクリンプ状(らせん状)に加工した高密度ポリエステルを使用。
濡れても、かさ高性が損なわれず、保温性をキープします。
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実際のモンスターパーカーも勿論カッコいいのですが、
タウンユースに昇華されたEFILEVOLのモンスターコートも
他と被らない素敵な魅力がありますよ。
冬の強い味方『Padding Coat』。
ぜひ試してみてはいかがでしょうか。