アルパカ、ノルディック柄、そしてハンドメイド

一段と寒さが厳しくなってきた11月後半。
2019年も残すところあとわずかとなりました。

元号が平成から令和に変わるなど変化が大きかった2019年。
皆様どんな一年だったでしょうか？

個人的には今月でBIN Tokyoスタッフになって一年が経ちました。
店頭に来てくださるお客様といつも楽しい時間を過ごさせていただきありがとうございます。
そしていつも助けてくれる東京店・富山店のメンバーに感謝の思いでいっぱいです。
今後もお洋服を通して皆様の生活が少しでも楽しいものになりますよう
努めてまいりますのでどうぞご愛顧のほどをよろしくお願いいたします！

さて、本日ご紹介するのは“TIME WILL TELL”のNORDIC HAND KNIT SWEATER。

TIME WILL TELL / NORDIC HAND KNIT SWEATER /Camel・Black / ￥23,800+tax

ブランドのコンセプトから目を惹くノルディック柄のルーツ、
アルパカ素材の特徴、ハンドメイドの魅力など
様々な角度からアイテムをご紹介いたします！

まずはブランドのコンセプトからご案内。

TIMEWILLTELLWORKS(タイムウィルテルワークス)

ひと紡ぎ、ひと紡ぎ。ひと織り、ひと織り。
ひとから、ひとへ。親から、子へ。そしてまた、次の世代へ。
その土地その土地で長い年月にわたり
大切に創り上げられてきたHANDCRAFTSが世界中に在ります。
それらCRAFTSは長い長い時間(とき)の風雪に耐えて
土地の歴史や風俗、慣習、作り手の想いを汲みあげた表情豊かな花を咲かせています。
その花にはLIFE(いのち)が宿っています。
そして、その佇まいはもの言わずとも雄弁です。
ぜひ、一度、手にとり目を瞑ってみてください。
なにか語りかけてくるかもしれません。

各国の土地や文化を巡りハンドクラフトで作り上げられたモノの中から
審美眼にかなった織物やデザインのアイテムを生み出すTIME WILL TELL。
決して一筋縄では行かない独特のアイテム展開はBINのセレクトアイテムの中でも異彩を放っています。

そんなTIME WILL TELLの19AWアイテムの中でも今時期にオススメなのが”NORDIC HAND KNIT SWEATER”。

冬のニットアイテムでよく耳にするノルディック柄。
なんとなくデザインのイメージは頭に浮かびますが由来はご存知ですか?

そもそもノルディックとは北欧の人々や北欧風を意味する言葉。
“極寒の寒冷地であるノルディック地方で伝統的に用いられている柄”として
雪の結晶、トナカイ、もみの木、ハートなどをモチーフとした図案や
幾何学模様、点描（ルース・コスタ）等を繰り返し用いたデザインをノルディック柄と呼ぶようになりました。

見た目のデザインもそうですが全体的に編み込みのデザインを入れることで
毛糸を多く使い生地を厚くし保温性を高めている、という寒冷地ならではの知恵も。
見た目にも暖かいノルディック柄のニットは世界各国”冬の大定番アイテム”ですね。

使用されているのはアルパカウール100%。
動物繊維の王様ウールに比べ繊維が細く柔らかいアルパカ毛。
ウールやカシミヤに比べより保温性が高い特徴があります。
そもそも南米が原産であるアルパカはペルーやボリビア、チリなどの
標高3,500～5,000m程のアンデス山脈の高原地帯で家畜として放牧されている生き物。

保温性もさることながら、動物毛ならではの”呼吸する”性質は
着用時のストレスが少ないのも嬉しいポイント。
繊維が空洞構造になっている為、周辺気温や体温によって
熱を閉じ込めたり、放出したりする機能を持ちます。
そしてアレルギー反応が出にくいのもアルパカ毛の特徴。
お肌が弱い方にはもちろん、お子様を抱っこする機会の多いお父様お母様にもオススメです。